あくまで明確な根拠が有るわけではないですが、一昔前よりデジタルカメラのダイナミックレンジは大きく進化したと感じられます。
ダイナミックレンジはフィルムには及ばないとして、HDRが進化してきたのですが、AdobeCameraRAWでもごく自然にシャドウ再現が可能になっています。HDRツールで無理に加工を加えるより、自然な仕上がりが得られるケースを紹介します。
![](http://protec-it.co.jp/blog/wp-content/uploads/2022/08/XT25229-1024x683.jpg)
ほぼシャドー部は真っ黒です
![](http://protec-it.co.jp/blog/wp-content/uploads/2022/08/XT25228AuroraHDR-1024x683.jpg)
シャドウ部は綺麗に再現できています
しかし、どう調整しても不自然さが目に付きやすいのもHDRの宿命でしょう
それが味として表現に使える場合もあれば、邪魔になる場合もありますね
![](http://protec-it.co.jp/blog/wp-content/uploads/2022/08/XT25228CRAW_1-1024x683.jpg)
階調も色彩も非常にナチュラルで、補正前の画像がうそのようです
デジタルカメラはポジフィルムと比べて、シャドウ再現に優れているので、少々アンダーに撮影しておいて、現像時に調整すれば良いと初期から言われていましたが、紹介した画像とは全くレベルの異なる品質でした。
私は新たなステージに移行していると感じています。カメラもアプリも共に進化した結果だと思います。HDR処理ではその仕組み上、階調の連続性は必ず途切れますが、RAW現像時の調整ではこうした心配も少ないようです。より自然な仕上がりに感じられますね。