プロがカメラを使い分ける理由

小山の場合はCanonのシステムとFUJIFILMの両方を使い分けています

何回かに分けて検証というより感想をまとめてみたいと思います。

1回目/ファインダーと実際の撮影画像の差

普段は同時に使い分ける様な使い方はしないのですが、レンズの都合等で時々は同時に使い分ける場合もあります。その時に一番感じるのがファインダーの見え方です。
今回はCanon EOS R5とFUJIFILM X-T2を比較しました。以下の比較はファインダー像をiPhoneのカメラで撮影した画像です。

CanonにはEVFのホワイトバランスや明るさの調整はありますが、彩度の調整はありません。FUJIFILMには彩度のコントロールがあります。

上のEVFの結果撮影された画像を示します

カメラによってWBや露出決定に違いがあるので、RAWデータをC-RAWでWB=昼光 として現像
この差は私にとっては調整可能な許容範囲です

両者を使い分けているときのEVFに感じる感想です。
R5を持つとなんだか色が抜けたような印象で、背面モニターとは明らかに異なります。X-T2では全くの逆で、撮影される画像よりも鮮やかに見える場合が多いと思います。
被写体を前にしてR5ではEVFを通すとワクワクが消えそうになります。背面液晶で確認すれば良いのでしょうが、全体を捉えるには私はEVFの方が使いやすいのです。今回の対象はX-T2ですが他の機種でもFUJIFILMのEVFはやや鮮やかで、彩度の調整は常に-2〜3にセットしています。撮影結果で少しがっかりする場合もありますが、シャッターを押すときの満足感は得られるので、撮影をやめることはしません。そのギャップはRAW現像の調整範囲で埋めることが可能です。

慣れれば関係ないつまらない事かもしれませんが、撮影時のワクワクはとっても大事なのです。