今更ですが写真がもっと旨くなりたい想いが、ここ数年徐々に強くなっています。
そこで先輩諸氏に習い単焦点レンズ、しかも標準レンズを多用したり、非常に背景がよくボケる大口径レンズを試してきました。映像が新鮮に感じられ楽しんでいましたが、ある日パソコンで写真をチェックしていると、「変わり映えしないな」「全然わくわくしていないな」という印象を、さっき撮ってきた写真に感じました。
では、便利ズームではどうだ! と今度はズーム1本で1日過ごしてみると、今までよく理解していなかった、私自身がカメラを向けるきっかけを知ることが出来ました。
最近は時々カメラを持って山歩きをしていますが、その時その時感じる事物全般に画角や距離感や色彩ではなく、スッと惹かれたときに脈絡なくカメラを向けているようです。そんな行き当たりばったりの私が、単焦点レンズという決められた画角に縛られていたのかもしれません。結果的に心引かれる被写体に反応できない事がストレスになっていたようです。
一番大事にすべきことは自分の心のザワつきを見逃さないことと、今更ながら再確認出来ました。暫くは便利ズームと単焦点1本の2段構えで、修行を続けたいと思っています。
掲載した写真は、CANONのピクチャースタイルエディターという仕組みをベースにした、「梅雨色」という表現を具体化したく、小雨の中撮影してきた「美咲花山園」での写真です。
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