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PSEの基礎情報 HSL色表記を理解 色彩編集のキモ 重要なCMS

CONTENTS

◆高彩度マッチによる新世代デジカメ色彩の制作。正しい色彩再現を目指して

◆ピクチャースタイルファイル DownLoadいろいろ

◆ピクチャースタイルって何だ?

◆ピクチャースタイル 基礎知識

◆最低限必要なCMS環境とは

◆色彩の表記方法 HSLを理解すべし

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色彩を数値で表す方法は非常に多く存在します。「色相・彩度・明度」を色の三要素と呼びPhotoshop でなじみ深いHSBは代表格でしょう。しかし以下の図式でわかるように、数値で色彩を特定するには適さないいくつかの欠点もあります。そこでPSEでは数値と色彩が対応するHSLを採用しています。模式図では双円錐となります。

メリット・デメリット

メリット
一つの色彩は一組の数値と完全に対応

デメリット
各数値の上限が変動する
最大彩度の色彩は必ず明度がL=50

LINKs Canon PSE解説ページ

Canon NEW app   ダウンロード

CMS Tools  エックスライト社

HSB

メリット・デメリット

メリット
彩度の上限値が常に100で、明度によって変動しない
Photoshopで使われなじみ深い

デメリット
黒は複数の数値が存在できる
(50,50,0も10.20.0も黒)

◆PSE上でHSLの彩度と輝度の相関関係

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HSLはHSBと異なり、同じ色彩(白と黒)が複数の数値を持つことが無く、色彩指定上は好都合ですが、双円錐の立体を常に思い描いて作業する必要があります。

彩度の最大点は常にL(輝度=50)なので、Lが50より明るい色彩の彩度を、限界を超えて上げようとすれば暗くなり逆も有ります。また、鮮やかな色彩を明るくしようとして限界に達すれば彩度が下がります。

勘違いしやすいのは、「HSLはHSBより色域が狭いのでは?」ということですが、色彩を数字で表したときの数字が異なるだけで、色域は指定した色空間(sRGB、AdobeRGB他)によって決まってますから、色域の広さとは関係ありません