ピクチャースタイルの働きについて

ピクチャースタイルは、カメラでも現像ソフトでも同じように働いている、色彩決定を司る仕組みの名称です。オリジナルのピクチャースタイルがカメラに登録できたり、レタッチソフトでの調整以上の編集が、ピクチャースタイルエディターで可能なのです。自分でつくったりWebからダウンロードしたファイルは、ピクチャースタイルファイルと呼び、構造としてのピクチャースタイルと区別した方がよいでしょう。

ピクチャースタイルファイルは、カメラ固有の癖をキャンセルした後に機能するようになっているので、対応機種であれば別のカメラで作ったピクチャースタイルファイルをカメラに登録させることもできます。また、標準現像アプリのデジタルフォトプロフェッショナル（dpp)では、過去のほとんどのカメラのrawデータに適用できます。古いフィルムを新しい色彩に現像し直せるのです。